アプリ原案者からのコメント

なかなか九九を覚えられるようにならない子どもたちがいます。九九を覚えるには「繰り返し唱えて練習するしかない」と言われることがありますが、本当でしょうか??いいえ。九九の学習で一番大切なのは、「繰り返し唱えること」ではなく、「同じ数ずつ増えていく」という数量をイメージすることなのです。
  たとえば「4×6=42」(しろく しじゅうに)と間違える子がいます。この子は「しろく」と「しちろく」の音が似ているために間違えてしまっています。こんな時 「4×5はいくつ?」「20!」
「だったら 4×6は?」「あぁ 24だ」
とわかる力が大切です。ただひたすら繰り返して覚えている子には、こういう考え方はなかなか身につきません。
「九九となえ」では、常に数量の増減を意識しながら九九の練習に取り組むことができるように数量のイメージが表示されます。また、ヒント表示の仕方も切り替えることができ、その子に合ったイメージで答えにたどり着くことをサポートできるようになっています。

坪郷正徳 小学校教員(大阪) 仮説実験授業研究会会員


※本アプリを制作するにあたり、多くの先行研究を参考にしています→【参考にした先行研究】

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