アプリ原案者からのコメント
計算がなかなかできるようにならない一番大きな原因は、「数量感覚が身についていない」ことです。10までの数の計算ができるようになるためには、10までの数についての数量感覚を身につけ、数がパッとイメージできる必要があります。それができない子どもたちは、なんとか必死で答えにたどり着くために指を使って計算しますが、指を使う計算では数量感覚を育めません。まずは数量感覚を育む活動にしっかり取り組ませてあげてください。
数量感覚を育むのにおすすめの教材が、「すうじじゃんけん」です。
相手が出したカードよりも大きいカード出した方が勝ちというルール。一度使ったカードは使えなくなってしまうので、相手よりも1大きいカードを選ぶのが一番よい勝ち方になります。さらに、相手が出したカードを見てから自分のカードを選ぶので、相手のタイルや自分のタイルをみて、すばやく数の大小をイメージする必要がでてきます。そうやって遊んでいるうちに、自然と数量感覚を養うことができるのです。
坪郷正徳 小学校教員(大阪) 仮説実験授業研究会会員
※本アプリを制作するにあたり、多くの先行研究を参考にしています→【参考にした先行研究】